電気的エネルギーの交換

ハグがわかればセックスがわかる

ハグがわかればセックスのことがわかるようになります。大切なことは相手の肉体へのコンタクトではありません。相手の内側にある精妙なエネルギーにコンタクトしていくことです。

 

エネルギーとは波動とかバイブレーションとか、気と言い換えても構いません。自分の持つエネルギーが相手の持つエネルギーにコンタクトしていくことができれば、そこには共鳴が起きる可能性があります。

 

男性の性器は+の陽極で女性の性器は-の陰極、女性の胸は+の陽極で男性の胸は-の陰極にあると聞いたことがあります。+の陽極である男性の性器から-の陰極である女性の性器へとエネルギーが流れます。そして、+の陽極である女性の胸から-の陰極である男性の胸へとエネルギーが流れることで、男女の間にエネルギーの円環が起こる。この円環のことを愛の円環と呼ぶのだそうです。 

 

 

二人の間に生まれる自然なリズム

一般的によく見かける肩と肩だけを交わすようなハグではなく、しっかりと胸と胸、ハラとハラをくっつける。くっついたハグを続けていると、エネルギーが流れて円環が起こることがあります。 

 

このような円環が起こるようになれば、ハグをしたままで離れたくないと思うことでしょう。ハグだけで相手との一体感を味わうことができます。

 

そして、そのままくつろいでハグをしていれば、二人の間に共振共鳴したリズムが生まれてくることもあります。自然と身体が揺れ動くようになり、二人の中にある深い何かが交流をし始める。この揺れ動くリズムのなかで、自然と手が動き出し、相手の背中や腕を撫で始めるかもしれません。この段階で肉体でない領域でのセックスが始まっていると言えるでしょう。

 

一方で、ガシっと力任せなハグをしていると、そこには緊張があり、共鳴が起こることはありません。相手のことを感じ取れる繊細さがなければ、共鳴が起こることはないからです。 

 

どこまで繊細に感じられるか

相手を喜ばせようとか、印象付けようとしている時も緊張があるのでリズムが生まれてきません。男性の場合、おっぱいが当たってるぞ!等といちいち女性の肉体に興奮していても、内側にある何かを感じることが難しくなることでしょう。

 

大切なことは当たっている胸そのものではなくて、その胸の奥にある何かを感じ取れる繊細さだからです。また、女性はそのような男性の興奮を容易に見抜いていることも忘れてはいけません。 

 

ハグをした状態でくつろいでいる。そして、どこまでも繊細に相手を感じている。ただそれだけのことです。そこには、テクニックも技術も必要がありません。どこまで繊細に相手を感じ取ることができるか。どこまで深くなるかはこの一点にあるかもしれません。

  

何かをしようとせずに、ただ抱きしめてくつろいでいること。そうして、二人の間にエネルギーの交流が起こり、自然とリズムが生まれて来ることがあれば、もう何かを掴んでいるはずです。ハグがわかればセックスがわかるようになります。

 

【セクシャリティ講座のお知らせ】