性愛のなかで一体感が起こってくるにつれ、二人の息が合い、気が合い、同じリズム、同じ波長になることを感じます。二人が共鳴し合い、一つになっていくことで、親密さにも変容が起こります。性愛の以外の時間も純粋に助け合って生きるパートナーシップへと拡がることもあることでしょう。まずは性から始めればいいのです。
しかし、 性へのかかわりはAVや風俗を出身とした方々が説くテクニックについての情報が多くを占めている様です。あくまで個人的な視点ではありますが、刺激的な快楽を得ることには役立ちましたが、内側深くから起こる一体感へと至るには難しいものがありました。何かを「しよう」とすると、「する人」と「される」人に分離されてしまうのです。
大切なことは外側にあるパートナーや刺激に向かうことではなく、内側から溢れるものによって満たし合うことだからです。誰もがパートナーとの一体感という至福を体験できればいいなと思い、自らの体験をシェアするだけでなく、どうすればそうなれるなのかという瞑想やエネルギーワークを中心とした技法をシェアする活動をしています。
須藤 昇
若いころから性のテクニックを探求し、夜な夜な出かけては多くの性体験を重ねてきました。
しかし、人数を積み重ねた先に待っていたのは、至福でも悦びでもなく虚しさだけでした。
内側にある虚しさを刺激や快楽で埋めようとしている自分の姿に気付きました。
アブノーマルで刺激的な行為をしても、人数を重ねても満たされない理由はここにありました。
反動からか善なる性と呼ばれるような正しい性にも取組みましたが、
正しく聖なる性という基準が築かれたことに不自由さを感じました。
行き着いたのが、友人の誘いで体験した瞑想です。
瞑想が深くなるにつれ、あなたと私に分離していない一体感に満たされるようになりました。
また、性に深く入っていくことで、聖も俗も区別することもない、
究極の自由とも言える世界観を体感することになりました。
社会の基準に合わせて正しく生きることから、
自分自身を生きることへと繋がっていきました。
量も質もあらゆる角度から性に取組み、
瞑想をベースにすることで満たされるに至った体験を
2017年からシェアする活動をはじめています。
また、自然とつながるリンクナチュラルの名称にて瞑想会も開催している。
山などの自然との一体化を図る山の瞑想会や、音との一体化を図るダンス瞑想会、
天地をつなぐ旋回瞑想会、キャンドル瞑想会などを開催。