男性はそのままでは半分の円です。女性もまたそのままでは半分の円です。この両極にある男女が一つになった時、愛の円環が起こります。
男性のエネルギーが女性に巡り、女性のエネルギーが男性に巡る。この愛の円環が起こる度に瞑想的なオーガズムが起こります。
男と女が一つとなっている瞑想的オーガズムのなかでは、男性は射精という性的オーガズムを求める気持ちも少なくなります。
射精をしない様にコントロールすることもできますが、瞑想的オーガズムがあれば、射精という性的オーガズムはどちらでもいい程度のものになるということです。
悟りとは森羅万象のあらゆる"差をとる"ことと言われています。
全てが一つであるというワンネスという表現をされている方もいます。
二人の間に起こった瞑想的オーガズムという小さなワンネスは、一つの悟りの境地と言えるかもしれません。瞑想的なオーガズムは性的な緊張が解放されることで起こる性的オーガズムよりも質の深いオーガズムになります。
また、瞑想的オーガズムを繰り返し体験していくうちに、二人の波長が合ってきていることが感じられるはずです。
気が合う、息が合う、二人が同じようなテーマに取組み同じリズムで生きている。同じポーズを取っていたり、同じことを考えていたり、セックスの時間を離れてもシンクロニシティと呼ばれる共鳴が起こりはじめます。
信頼とも言うべきエネルギーのフィールドが二人の間に形成されてきます。
このエネルギーのフィールドは一朝一夕には形成されることがないでしょう。パートナーシップは肉体的な接触から形成されていきます。
二人の間にあるエネルギーのフィールドは結婚という愛を将来に渡って契約にする制度や、互いが恋人同士であるという約束事とは異なる、実態としての愛のようなものです。